豊穣の角の覚書

マンガのお仕事をしていた頃 &今の暮らし あれこれ

ポケベルも無かった

まだ学生だった時

当時のまんが家志望の友人に誘われて

初めてアシスタントのアルバイトを経験

 

一旦 普通に就職したものの

一年ほどで同じ友人の紹介で 

ベテラン漫画家のアシスタントに採用された

 

先生は 隔週刊の雑誌で連載を持っており

一回の仕事は泊り込み5日間ほど 

と、 言われてスタート

 

それが 回を重ねるごとに ジワジワと増えていき

ページ数が多い時は10日以上 帰れないことも

1ヶ月で1日しか帰宅できなかったこともある

 

急な連絡は 

家族が先生の固定電話にかけるしか無かった

 

ようやく 自分の「PHS」を手に入れた頃には

いわゆるデビューを果たして 

自分の仕事が中心になっていた

 

編集者さんからの電話をどこでも受けられる

なんて便利なんだろう と感動したっけ