豊穣の角の覚書

マンガのお仕事をしていた頃 &今の暮らし あれこれ

まんが家暮らし

ネーム といっても

名前 の事ではなく 漫画を描く時 あらすじ、の次 下書きの そのまた下書き くらいの作業のことで これも漫画家によって あるいは編集者によって仕様が色々異なる 私の場合は頭の中で こんな人物のこんな話 というのが浮かんだら B5サイズの子供用のお絵かき…

デビュー作

一番最初に作品が掲載されたのは 読者の対象年齢が小学校低学年の雑誌だった たぶん このあたりの記憶が曖昧で アシスタントをしながら 複数の出版社 編集部に投稿 持ち込みをしていて 時系列がはっきりしないのだが 自分の創作の芯となるものを掴みかけたの…

久々の電話

「もしもし」 地を這うような低い声 無愛想な応答 作業の進み具合を探ってくる編集者に対して張った予防線だ 「まだそんなことしてるんですか⁉︎」 呆れ半分 懐かしさ半分で笑って問えば 「ああ!」 なんだ君か と声のトーンが跳ね上がった 一転して早口で話…